うつ病になってから、なんでこうなったのかな、と振り返る機会がありました。
きっかけはこれだったな、もっと早く気づければよかったな、と後悔することも多かったです。
そして、何よりも防げる方法があったのに、なんで知らなかったんだろう、とがっかりすることもありました。
今回は、うつ病になったきっかけとうつ病を防ぐための予防法を3つ紹介していきます。
病気発症のきっかけ
私が発症したきっかけは、3つの出来事が重なったためでした。
- 信頼していた上司が全員異動した
- 口だけ上司が異動してきた
- 同期に仕事を教えることになった
今思えば、悩み相談に乗ってくれていた上司がいなくなり、部下に全て仕事を押し付けるような上司が来たことが1番辛かったです。
そんなことあるよ、と思う方もいるでしょう。
でも、そこに追い討ちをかけるかのように同期への指導が重なりました。
その同期は覚えが悪かったということで、上司たちは指導しようとしていませんでした。
同期だから教えやすいでしょ?
そんなことを言われても、変に気遣うし、教え方変えてもなかなか覚えてもらえずお手上げでした。
試しに他の上司に相談してみると、『気付いてたよ』と一言。 気付いてたんなら少しくらい声かけてくれ、と思いつつ、助けを求めたところ助けてくれると言ってくれました。
しかし、実際は口だけ。 信用してはいけないんだな、と改めて思いました。
身体の異変を感じる
信用してはいけない上司ばかりで仕事をする気にはならなくてもお金のために働いていました。
すると、原因不明の体調不良に悩まされるようになりました。
今までにないほど体調を崩す
風邪を引くことは人並みにありましたが、1か月に1回は必ず風邪を引くほど身体が弱くなっていました。
風邪を引いても熱は出ない体質だったのに、風邪を引けばすぐに熱が出るようになりました。
病院へ行けば「風邪ひきすぎだから気を付けてね」と言われるも、出先ではマスクを必ずつけていたり、身体を冷やさないようにしたり、と対策はとっていました。
それでも風邪を引き続けていました。
上記のサイトで症状が紹介されていたのですが、うつ病になると風邪を引きやすくなるそうです。
ストレスで免疫力が落ちることもあるので、それが原因でしょう。
ここでこころの病気を疑えれば早期発見できたのかもしれませんが、この段階で気づくほどうつ病に対しての知識はありませんでした。
その他の症状
うつ病になってから症状を見ると、当てはまる症状が多くありました。
・煙草の本数が増える
・ドリンク剤を飲むことが欠かせなくなる
・風邪を引きやすくなる
・休日はいつもテレビの前でゴロゴロするようになる
・顔色が悪い、表情が乏しくなる
http://www.ktq-kokoro.jp/lecture/4410
他人から見てわかるものだけで5つ当てはまりました。
後々聞くと、雰囲気がおかしかった、常に体調が悪そうだった、ということを同僚から言われました。
誰から見てもおかしい状態だったのに、病気だとは思ってなかったのです。
うつ病を防ぐための予防法
病気になってから思うことですが、内科以外の病気を疑えばよかった、対策を知っておけばよかった、と思うことが多々あります。
うつ病になんかなるわけない、と思っている人もなってしまうので、注意が必要です。
私も「うつ病には私はならない」と思っていた一人です。
私が知っておけばよかったと思う予防法をまとめてみました。最近原因不明の体調不良の方は試してみるといいものもあるかもしれません。
1.太陽の光を浴びる生活を心がける
うつ傾向になってくると、出かけるのも面倒になります。
アウトドア派だったのに、インドア派に変わってきている人の中には心が疲れているサインが隠れているかもしれません。
せめて出かけなくても、カーテンを開けて太陽の光を浴びるだけでも心が少しずつ晴れていきます。
私は不規則な仕事だったので、太陽の光をほとんど浴びずに出勤することも多々ありました。
朝方帰ってきても、太陽が出ている時間は寝てしまっているので、太陽を浴びる時間が圧倒的に少なすぎました。
せめて、休みの日だけでも太陽の日を浴びるように心がけていればよかったです。
2.ストレスの発散を心がける
ストレスがかかりすぎて限界を超えると、悲しくなくても涙が止まらなくなります。
そうなった状態からストレスを軽減させるのはとても大変です。
そのため、普段からストレス発散のできる趣味などを作っておくことが必要です。
また、ストレスの原因が分かっているなら、その原因を少なくする必要があります。
仕事なら上司に相談して仕事量を減らしてもらったり、普段の生活に原因があるなら、その原因から離れるようにしたり、と工夫するだけでかなり楽になります。
なかなか理解してもらえない環境もあるかもしれませんが、身体を壊してしまっては何もできなくなってしまいます。どんなことがあっても身体が第一です。
3.病気への知識を付ける
この病気に対しての知識が一番必要だったと改めて思います。
なんかおかしいな、と思っても、そのおかしい症状がどんな病気かどうかを知っているだけでもかなり違います。
早く気づければその分症状も軽く済んで治療がすぐにできます。逆に気づかなければ、悪化してからの治療になってしまうので、完治するまでにかなりの時間がかかってしまいます。
こころの病気は自分が大丈夫と思っても、大丈夫ではないことが多いです。私は治ったと思って薬を飲むのを忘れがちになってしまい、また症状が悪化してしまいました。
そこも知識が足りなかったのが原因だと思います。失敗して学べる部分もありますが、知識があればぶり返すような失敗はしなかったと痛感しています。
まとめ
病気になったきっかけは、自分がとても嫌だと思っていたことでした。
あの時こうすればよかった、もっと対策をしていればよかったと後悔することがほとんどです。
現代はストレス社会と言われるほど、ストレスで溢れています。ストレスが多いほどうつ病になるリスクも高くなるでしょう。
それでも、防げる方法はあるので、ストレス発散や、病気への知識など、少しするだけでもかなり結果は変わってくると思います。
頑張りすぎないで、健康第一を意識して、すこしでもうつ病になる人が減っていけば嬉しいです。
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